宅建とは
「宅地建物取引士」の略称で、毎年20万人前後の受験者数を誇る最大規模の国家資格です。業務独占資格でもあり、不動産取引における重要事項の説明や、重要事項説明書への記名・押印、契約書への記名・押印ができるのは宅建士だけです。これらの独占業務は宅建士にしかできないと法律で定められています。また、不動産の売買や賃貸借の媒介(仲介)といった不動産取引をおこなう場合、従業員5名につき1名以上の宅建士の設置が義務付けられています。
宅建の資格を取得するメリット
①就職に有利
上に書いた通り不動産会社では各営業所に5名につき1名以上の宅建士の設置が義務付けられているため不動産業界への就職や転職に有利になります。また、不動産会社のみならず金融・建設業界をはじめとする他の業種への就職や転職にも強いです。金融・建設関係でも仕事でも宅建の資格や知識が必要となっています。たとえば、銀行が行っている住宅ローンの貸し出しでは、取り扱う不動産の価値は重要な情報です。このような場面でも、宅建の知識が活かしやすくなります。
②不動産業界に就職した場合宅建手当がつく
不動産会社ではほとんどの会社で宅建を取得した社員に対して資格手当てを支給しています。月2万円前後の会社が多く、中には月5万円支給される会社もあります。また、資格取得を昇進、昇格の要件にしたり、営業職の場合、宅建を持っている人は持っていない人と比べ歩合が多く支給される場合もあります。
③女性の再就職に有利
女性の場合、結婚や出産などで勤務していた会社を辞める方もいると思います。その場合に宅建を取得すると再就職に有利になります。
宅建を持っていれば、自信をもって仕事を探せたり、条件のよい仕事に就ける可能性があります。宅建士の資格は不動産業界以外でも活用できるので、業種に関係なく将来的に再就職を目指す人に人気です。
④資格は一生涯有効
宅建は一度合格すると一生涯有効な資格です。ただし合格してすぐ宅地建物取引士として働けるわけではありません。登録には実務経験を2年以上積む、あるいは登録実務講習を修了する必要があります。その後、宅地建物取引士証の交付を受け、初めて宅地建物取引士として働けるようになります。
などなど取得することにより様々なメリットがあります。
大変な試験勉強をし、合格する価値のある一生ものの資格です。
将来宅建士として活躍できるように私も全力でサポートさせていただきます!