<目次>
①宅建試験の内容
宅建試験の形式は全50問(5問免除受講者の場合、全45問)で4択の中から正しい選択肢を1つ選ぶ四肢択一式で、記述はありません。制限時間は2時間で合格点は35点前後、合格率は15%前後です。独学の場合、勉強時間の目安は初学者で400時間〜500時間です。宅建は法律系、不動産系の国家資格ですので、法学部で法律勉強したことがある、不動産業で働いていて基礎知識がある人などは有利に勉強を進めることができます。
②独学で合格は可能か
結論から言えば独学で合格することは可能です。しかし、近年宅建の難易度は上がっているため、しっかりと計画を立て、正しい勉強方法で効率よく学習を進めて継続的な努力ができ、勉強時間をしっかり確保できる人でないと合格は難しいでしょう。
独学のメリット
独学でのメリットはなんといっても費用が抑えられることでしょう。テキストや過去問などの書籍代で2万円前後、受験料は8200円のため、その他受験のための交通費等を含めても全部で3万円以内で収めることができます。
また、カリキュラムは自分自身で組み立てるため、自分のペースで勉強することができます。長期的に取り組みたい場合は受験の1年前から勉強を始める、短期集中で合格を目指したい場合は受験の3ヶ月前から勉強を始める、など柔軟にカリキュラムを決めることができます。
独学のデメリット
独学で合格できる人はしっかりと計画を立て、正しい勉強方法で効率よく学習を進めて継続的な努力ができ、勉強時間をしっかり確保できる人です。この中でも1つでも欠けると合格は難しくなるため、計画を立てられない人、正しい勉強方法で勉強できない人、継続的な努力ができない人、勉強時間が確保できない人などは独学での合格は難しいため、通信講座や通学講座、家庭教師等を検討した方が良いでしょう。
合格に向けての情報収集も自分自身でしなければならず、時間がかかります。
勉強しててわからない点が合っても質問することができないため、自分自身でインターネット等で調べて解決する必要があります。
独学が向いている人の特徴
前述の通り、しっかりと計画を立て、正しい勉強方法で効率よく学習を進めて継続的な努力ができ、勉強時間をしっかり確保できる人や、受験に必要な費用をとにかく抑えたい人が独学に向いています。
独学以外の選択肢
独学で合格するのは比較的難しいため、独学以外で合格をする選択肢もあります。それは通信講座、通学講座、家庭教師です。それらの独学以外の選択肢について次章以降細かく説明していきます。
➂通信講座とはどのようなものか
通信講座とは、自宅などでweb講座を試聴したり、DVDで講義を受け、学習を進めていく講座のことです。通信講座を利用する場合、勉強時間の目安は初学者で300時間〜400時間です。
通信講座のメリット
通信講座は通学講座とは違い、校舎のテナント代や校舎運営に必要な人件費等がかからないため、通学講座よりも安く受講することができます。費用の相場としては3万円〜10万円で全部の単元を受講することができます。
通信講座は映像授業で、限られた講師しか担当できないため、講師の質が高い傾向があります。ただし、これはあくまで傾向であり、講師によっては合う合わない等の相性がありますので選ぶ際には体験授業等を受けられることをお勧めします。
映像授業のため受講する時間がキッチリ決まっておらず、自分の好きな時に何度でも、どこでも授業を受けることができることも大きなメリットでしょう。外出先で少し時間ができた時でも受講することができます。勉強のスタート時期も自分で決めることができます。
通信講座のデメリット
好きな時に受けることができるため、逆に言えば自発的に勉強をする必要があります。カリキュラムはあっても強制力はなく、きちんと受講することは本人次第な点があります。
自宅で1人で映像授業を受けて進めていく通信講座では、疑問点を誰かに聞いて解決することが難しいです。通学講座であれば授業後に質問したり、家庭教師であれば授業中に質問するなどして疑問点を解決することができますが、通信講座で質問する場合は運営会社にメールで質問することになります。返信もすぐ返ってくるとは限らず、返信があっても形だけでわかりにくい、伝わりにくい内容になる場合が多くあります。
通信講座は学習内容の解説(インプット)はしてくれますが、問題演習(アウトプット)の授業はほとんどないため、自分自身でしなければなりません。
周りにライバルがおらず、モチベーションの維持も自分でしなければなりません。
通信講座が向いている人の特徴
ある程度自分自身で勉強を進めることができ、正しい勉強方法が身についていて効率的に勉強を進めたい人、費用を抑えたい人が通信講座に向いている人でしょう。そのような人であれば通信講座でも十分合格を目指すことができます。
④通学講座とはどのようなものか
通学講座とは宅建の予備校の校舎に実際に足を運び、生で授業を受けるスタイルのことを指します。通学講座を利用する場合、勉強時間の目安は初学者で300時間〜400時間です。
通学講座のメリット
生講義なのでカリキュラムが決まっており、半強制的に学習を進めることになるため学習ペースは維持しやすいと言えるでしょう。同じように合格を目指す生徒がすぐ近くにいるため情報共有をすることができ、モチベーションの維持もしやすいです。
授業でわからない点があっても生で授業を受けているため、授業後には先生に質問ができ、すぐに解決することができます。
さらに通信講座とは違い自習室を利用することが出来るため、自宅では勉強が集中できない人でも勉強に取り組みやすい環境が整っていると言えます。
通学講座のデメリット
独学や通信講座よりも費用が高くなりますが、家庭教師よりは費用を抑えることができます。相場としては10万円〜30万円です。校舎のテナント代や校舎運営に必要な人件費等が通信講座とは違い必要になるためです。
通学講座はカリキュラムがキッチリ決まっています。一般的には2月〜6月から講座始まり、週2回1回4時間〜6時間の授業のコースがあります。曜日は不動産業界に従事している人向けの火曜水曜のコースと土日休みの人向けの土日のコースがあります。休みが不定期の人や授業の時間に合わせることができない人は通信講座や家庭教師の方が向いています。7月以降から勉強を始め、短期で合格を目指す人のコースは充実していないため、通学講座を選択する場合は早めに選択する必要があります。
生での授業のため、講師の絶対数が多く、通信講座よりも講師に当たり外れがあります。ただし、全体的には家庭教師よりも講師の質は良いと言えるでしょう。
受講できる校舎が限られており、通信講座とは違い通学に時間や交通費が受講費用とは別にかかります。
通信講座と同様に学習内容の解説(インプット)はしてくれますが、問題演習(アウトプット)の授業はほとんどないため、自分自身でしなければなりません。
通学講座が向いている人の特徴
早期から勉強を始めることができ、モチベーションを保ちつつ合格を目指したい人、自習室を利用したい人などは通学講座に向いていると言えるでしょう。
⑤家庭教師とはどのようなものか
家庭教師とは1対1の個別指導で指導を受けるというもので、講師が生徒の自宅や勤務先などに直接伺う訪問形式とzoomなどインターネットを利用したオンライン形式の2種類があります。家庭教師を利用する場合、勉強時間の目安は初学者で200時間〜300時間です。
家庭教師のメリット
通信講座、通学講座とは違い、学習内容の解説(インプット)と問題演習(アウトプット)を両方ができます。問題演習にじっくり取り組めるところが他ではできない大きなメリットです。問題演習で解答を導き出すための考え方、論理の過程などをしっかり指導してもらうことができます。難しい単元は理解できるまで何度も繰り返し受講することができます。学習内容の解説(インプット)中心の授業であれば通信講座で事足りるでしょう。両方をやることで独学、通学講座、通信講座よりも少ない勉強時間で済み、より短期間での合格を目指すことができます。
カリキュラムは個人に合わせることが出来、1年前から始める場合、3ヶ月の短期で目指す場合など柔軟に対応することができます。
通信講座、通学講座は全単元を受講することになりますが、家庭教師では単元を絞って勉強することが出来ます。例えば「宅建業法や法令上の制限は独学で勉強できるけど、権利関係は苦手で独学で理解できないから権利関係だけ受講したい」、「通信講座を受けているけど家庭教師も併用して自分の苦手なとこだけ受けたい」など生徒の様々な希望に合った授業を受けることができます。
授業は1対1のため、授業中に疑問点があっても講師にすぐ質問することができます。極論授業時間全てを質問対応に使うこともできます。
講師によっては勉強の学習管理や正しい勉強方法も指導もしてくれる場合もあります。
通学講座、通信講座よりも圧倒的にサービスは充実していると言えるでしょう。
家庭教師のデメリット
基本1対1のため、通信講座や通学講座に比べ費用が割高になってしまいます。授業料の相場は、指導未経験かつ実務未経験の場合1時間あたり3000円前後、指導経験か実務経験どちらがある場合は1時間あたり5000円前後、指導経験と実務経験どちらもある場合は1時間あたり7000円前後、指導経験と実務経験どちらもあり生徒から評価が高いトップ講師の場合は1時間1万円前後です。週1の1回2時間で半年間受講する場合は、指導未経験かつ実務未経験の講師なら15万円前後でトップ講師なら50万円前後、週2で半年間の場合は、指導未経験かつ実務未経験の講師なら30万円前後でトップ講師なら100万円前後と通信講座、通学講座よりも費用が多くかかります。
指導未経験かつ実務未経験の講師からトップ講師まで幅広くいるため、通信講座や通学講座よりも講師の質はバラバラです。ただ宅建に受かっただけで、講師としての知識が足りていない人もいます。そのため講師の指導実績や合格実績などを確認する必要があります。さらに副業で講師をしている人の場合、受講できる時間が平日の夜のみだったりと限られていることがあります。
訪問形式の場合は授業料以外にも講師の交通費などが発生しますが、オンライン形式の場合はそのような費用は発生しません。
宅建オンライン家庭教師の特徴
宅建オンライン家庭教師では、法学部出身で行政書士の資格も保有しており法律の理解が深く、指導経験は10年以上あり某家庭教師業者でトップ講師として勤務していた実績もある代表講師から直接授業を受けることができます。オンライン形式のため訪問形式とは違い交通費は発生しません。本業で講師をしており朝早い時間から夜遅くまで年中無休で授業を受けることが出来るため、副業家庭教師とは違い、授業を受けることができる時間に制限はありません。授業料も相場の半額であり、圧倒的に割安です。合格実績も過去5年間で70%以上、昨年(2024年)の合格率は80%以上と圧倒的な合格実績があり、合格させるためのノウハウが確立されています。さらに宅建オンライン家庭教師では今年から生徒の学習計画表もスプレッドシートで管理しており、生徒一人一人に合ったカリキュラムで勉強を進めることができます。
家庭教師が向いている人の特徴
多少費用がかかってもとにかく一番充実したサービスを受けたい人、苦手な単元だけ受講したい人、今まで勉強をしたことなく勉強に苦手意識があり、勉強方法から指導してほしい人は、家庭教師が向いていると言えるでしょう。
⑥まとめ
独学、通信講座、通学講座、家庭教師を紹介しましたがそれぞれメリットデメリットがあり、「コレが1番良い!」というものは存在しません。大切なのは自分に合ったものを選択することです。以上を参考に自分に合ったものを選び合格を目指していきましょう。
宅建オンライン家庭教師では昨年(2024年度)に初学者の方で勉強期間4ヵ月弱で45点で合格した生徒を輩出しました!!
独学で勉強をしているが難しくてよくわからない、通信講座を受けているが質問ができずに疑問点が解消できない人など、ぜひ完全個別指導(マンツーマン)の宅建オンライン家庭教師にご相談ください!
宅建オンライン家庭教師では宅建の勉強方法について様々な記事を書いています。
①【2025年度(令和7年度)最新版】宅建の勉強方法
➁【宅建試験対策】令和7年(2025年)の重要法改正(改正点)一覧
③【宅建試験対策】令和7年(2025年)統計問題(問48) 重要統計一覧
④【宅建試験対策】模試はいつ?何回受ける?オススメの模試は?
⑤【宅建】年度別過去問題集はいつから始める?予想問題集はやるべき?
⑥宅建に独学で合格するのはキツい?通信講座や家庭教師などは利用すべき?
⑦宅建試験に落ちる人の特徴と合格するために必要なことを解説!
⑧宅建の勉強期間の目安と勉強期間別(1年・6ヶ月・3ヶ月)のスケジュール例
⑨宅建に3ヶ月の勉強期間で合格するための具体的なスケジュール例
⑩宅建に4ヶ月の勉強期間で合格するための具体的なスケジュール例
⑪宅建に5ヶ月の勉強期間で合格するための具体的なスケジュール例
⑫宅建に半年(6ヶ月)の勉強期間で合格するための具体的なスケジュール例
⑬宅建に1年の勉強期間で合格するための具体的なスケジュール例
⑭宅建の過去の合格点から科目別(分野別)の目標点数を解説!
⑮宅建試験の難易度は上がってる?近年(過去15年間)の傾向を徹底解説!
⑯宅建試験に捨て問・捨て科目はある?権利関係(民法)は捨てるべき?
⑰【宅建試験対策】権利関係(民法)の配点と出題頻度と優先順位を徹底解説!
⑱【宅建試験対策】法令上の制限の配点と出題頻度と優先順位を徹底解説!
⑲【宅建試験対策】税・その他の配点と出題頻度と優先順位を徹底解説!
⑳【宅建試験対策】宅建業法の配点と出題頻度と優先順位を徹底解説!
㉑【必ず満点取れます】宅建の5点免除(5問免除)の勉強方法を解説!
㉒【宅建】物権変動を攻略!解除、取消し、時効完成と第三者との関係
㉓【宅建】35条書面(重要事項説明)の覚え方を徹底解説!【丸暗記不要】
㉔【宅建】37条書面(契約書)の覚え方を徹底解説!【丸暗記不要】
宅建オンライン家庭教師では宅建の勉強方法について様々な記事を書いています。
①【2025年度(令和7年度)最新版】宅建の勉強方法
➁【宅建試験対策】令和7年(2025年)の重要法改正(改正点)一覧
③【宅建試験対策】令和7年(2025年)統計問題(問48) 重要統計一覧
④【宅建試験対策】模試はいつ?何回受ける?オススメの模試は?
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