はじめに

宅建試験は近年難易度が上がり続けており、合格するのが難しい試験になっています。そして合格者の平均受験回数は2回前後と言われています。そのため宅建試験に落ちることは決して恥ずかしいことではありません。今回は宅建試験に落ちた、不合格だった人が次の年に受かるためにやるべきことを解説していきます。

合格不合格はいつわかる?

宅建試験は毎年10月第3週の日曜日に行われ、試験時間は13時〜15時の2時間(5問免除修了者は1時間50分)です。試験終了後すぐ、15時過ぎには各予備校が解答速報を出し始め、17時には多くの予備校で解答が全て公開されます。宅建オンライン家庭教師でも17時には解答を全て公開しました。各予備校では当日の19時には合格予想点を出します。2025年の合格予想点は各予備校が34点前後としており、多くの受験生のデータから導き出してるため、当たる確率は高いです。ボーダー近辺の人(33点〜35点)は合格発表当日(2025年の場合11月26日(水)午前9時30分)まで気持ちが落ち着かないでしょう。ボーダーに2点以上足りてない人(32点以下)は当日の19時には不合格だとわかってしまいます。

宅建に落ちてしまう人の特徴

以前に別の記事でも書きましたので細かくは以下の記事をご覧ください。
宅建試験に落ちる人の特徴と合格するために必要なことを解説!
ここでは多くの不合格者に当てはまるもの4つをピックアップして簡潔にまとめます。

①勉強時間が足りていない

宅建試験は独学の場合400時間〜500時間の勉強時間が必要とされていますが、試験当日までに時間を確保できずに落ちてしまうケースです。

②勉強スケジュールを組んでいない

勉強スケジュールを組んでおらず、本番までにおろそかになってしまう単元が出てきてしまうケースです。

③丸暗記や語呂合わせに頼っている

宅建は法律系の国家資格ですので必ず法律の意味があるのですが、その意味を覚えず丸暗記や語呂合わせに頼り、覚えきれずにすぐに忘れてしまうケースです。

④理解せずになんとなく過去問を解いている

過去問の取り組み方が間違っているケースです。理解せずになんとなくで○や×をつけその理由を曖昧なまま放置してしまい、本番で過去問とは違う角度、理解が問われる問題が出題された時に正解できずに不合格になってしまうケースです。

次の年に合格するためにやるべきこと

①過去問の分析

まずは受験した年の試験本番の問題の見直しを行い、分析をしましょう。大枠から言うと、各分野ごとの得点を出し、自分自身の苦手分野、得意分野を把握です。2025年の試験の目標点を具体例として挙げると、権利関係は14点中10点、法令上の制限は8点中6点、税その他は3点中2点、宅建業法は20点中16点、5問免除は5点中4点です。この目標点と比べて自分自身はどこが足りていなかったか確認しましょう。
さらに細かく、間違えた問題はなぜ間違えたのか分析しましょう。大きく分けて4つあるかと思います。
①過去問で既に出てきた基礎的な問題だったが忘れていた
②法改正の問題で知らなくて解けなかった
③思考力が問われる問題で理解が足りてなかった
④応用問題で細かな知識や足りていなかった。
次の年に受かるためにしっかり対策しましょう。①と④であれば勉強時間を増やす必要がありますし、②であれば法改正を覚える必要がありますし、③であれば思考力を磨く必要があるでしょう。但し③に関しては独学や通信講座、通学講座では磨くことが難しく、個別指導が効果的になります。

②自分の勉強の反省点を振り返る

①での分析をもとに次の年の合格に向けて勉強計画を練りましょう。例えば権利関係で取れるべき問題を落としてしまったら、権利関係は勉強時間を増やす必要があるなどです。

③忘れない程度に復習を挟む

試験は1年に1回ですから次の試験は約1年後になります。試験終了後はしばらくは勉強を休みたいという人もいるでしょう。しかし、数ヶ月もまったく勉強していないとせっかく今まで勉強し覚えたら知識を忘れてしまい、また覚え直しになってしまいます。そうなるとさらに勉強時間が必要になってしまうため効率が悪くなってしまいます。休みたい気持ちも十分理解できますが、試験終了後、期間を空けずに忘れない程度には勉強する習慣をつけておきましょう。

④次の年のテキストを買う

宅建の試験範囲は毎年法改正が行われるため、必ず最新年度のテキストが発売されたらすぐに買い直しましょう。発売日は試験の約1ヶ月半後から次々と発売されていきます。参考に2026年度のLECのテキストの発売日を載せておきます。

2026年度出る順宅建士 合格テキスト
1権利関係 2025年12月5日(金)
2宅建業法 2025年12月17日(水)
3法令上の制限 2025年12月24日(水)

2026年度出る順宅建士 ウォーク問過去問題集
1権利関係 2025年12月5日(金)
2宅建業法 2025年12月17日(水)
3法令上の制限 2025年12月24日(水)

⑤個別指導を検討する

①試験本番の問題の分析で触れた通り、思考力が問われる問題などでは通信講座や通学講座では対応が難しいため、宅建オンライン家庭教師のような個別指導が非常に有効となります。生徒一人ひとりに向き合うためどこが足りていないか理解が曖昧のまま終わらせていないか講師が生徒の様子を見て客観的なアドバイスや授業を行うことができます。何年も落ち続けてなぜ合格できないかわからない方は個別指導を受講されるのは非常に効果的と言えるでしょう。

⑤まとめ

不合格になった原因を分析し、次の年合格するためにやるべきことを考えて実行する、ということが大切です。
とはいえ宅建試験は簡単な試験ではありません。1人で全て完璧にこなすのは難しいかと思います。適切な指導者が欲しい方はぜひ宅建オンライン家庭教師にお任せください!

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