<目次>
①はじめに
宅建の模試は各予備校を中心に多く実施されています。今回は様々な模試の種類や特徴、模試を受けるメリットデメリット、模試を受けるべきかどうか解説していきます。
➁模試の種類
模試の種類は時期によって大きく分けて2種類のものがあります。また、無料の模試と有料の模試、会場受験と自宅受験の違いなど、それぞれについて細かく解説します。
6月〜8月の時期に行われる模試
6月〜8月の時期に行われる模試は、実力診断模試、ステップアップ模試などの名目で実施されています。この時期は勉強が仕上がってない受験生が多いため、難易度は本番よりかなり易しいです。試験範囲も限定されている場合があります。
9月〜直前期に行われる模試
9月〜直前期に行われる模試は、各予備校が本番の難易度を想定し、本番で出る可能性が高い問題が出題されます。各予備校が本気で問題を当てにいくため、的中率は一番高いです。当たった場合はそれを宣伝に使用します。
本番の難易度を想定していると各予備校は言っているものの、難易度はバラバラであり、多くの予備校が本番よりかなり難しく作っています。これはなぜかと言うと、受験生が点数を高く取ってしまうと、気持ちが緩んでしまい、勉強に身が入らない可能性があるので、あえてかなり難しく作り点数を取らせずに勉強のやる気を起こさせるためです。どのくらい難しく作られているかというと、模試で30点前後であれば本番で35点、模試で35点前後であれば本番で40点くらいは取れる実力があります。そのため多少であれば点数が取れなくても問題ないのですが、この時期は精神的にもかなりナーバスになっている受験生が多いので点数を見ても悲観したりせずに一生懸命勉強を続けましょう。
無料の模試と有料の模試の違い
無料の模試は、6月〜8月の時期に行われる模試に多くあります。なぜ無料かというと、各予備校は無料にすることによって自身の予備校の生徒以外の、独学で勉強している人にも模試を受けてもらい、生徒を獲得するためです。そのため会場受験だと模試の後に行われる解説授業などでかなり営業をかけられます。これはビジネスとして当然だと言えます。おそらくノルマは3%〜5%前後でしょう。私も経験してきました。9月〜直前期に行われる模試は、無料で実施する理由が無いためしっかり料金は発生します。
③会場受験と自宅受験の違い
受験の方法として会場受験と自宅受験があります。会場受験は大手予備校の校舎に足を運び、受けるもので、時間がキッチリ決まっています。自宅受験は模試が郵送やWEB上で提供され、好きな時間に受けることができます。
④模試を受けるメリット
本番独特の雰囲気に慣れることができる
会場受験でしか経験することができない大きなメリットと言えるでしょう。通学講座を受けて宅建の勉強をしている人は、普段から同じ合格を目指す受験生と一緒に勉強しているため雰囲気は多少慣れていますが、通信講座や家庭教師や独学で勉強している人はその雰囲気が味わえないため、模試を受けることで本番独特の雰囲気に慣れることができます。
試験本番の形式に慣れることができる
受験生は普段、分野別過去問題集を解いていると思います。模試を受けることによって本番の形式である50問(5問免除者は45分)、2時間(5問免除者は1時間50分)に慣れることができます。ただ、これは年度別過去問題集や予想問題集をやれば慣れることができます。
早期に苦手分野を把握することができる
6月〜8月の時期に行われる模試を受けると、早期に自分の苦手分野を把握することができます。分野別問題集をやっていても客観的に自分の得意苦手を把握することは難しいですが、模試では点数が出るため客観的に自分の得意苦手がわかります。苦手なところは今後重点的に勉強することによって効率よく学習を進めることができます。
⑤模試を受けるデメリット
費用と時間がかかる
模試の費用は有料の模試であれば5000円前後です。会場受験であれば各予備校までの往復の交通費が発生します。そこまで大きな出費では無いですが費用がかかってしまうのはデメリットと言えるでしょう。また、会場受験であれば、当日は移動や模試の時間、解説の時間等で半日は潰れるでしょう。
点数に一喜一憂してしまう
6月〜8月の時期に行われる模試であれば主に場慣れや自分の苦手分野を早期に洗い出すのが目的ですが、学習が進んでいない段階で受けて点数が悪かったりすると不必要に落ち込んでしまうこともあります。
9月〜直前期に行われる模試は本番を想定して作られていますが前述の通り本番よりかなり難しく作られている模試もあります。試験直前の模試で30点でも本番40点以上で合格する受験生はたくさんいます。
模試を受けても一喜一憂せずに落ち着いて自分自身の得意、苦手を分析し、試験までの学習計画に活かして効率良い勉強をしていきましょう。
⑥模試は受けるべき?
「本番独特の雰囲気に慣れることができる」以外は年度別過去問題集や予想問題集でも代用することができるため、模試は必ず受けなければならないわけではありません。
時間の余裕があって模試を受けるのであれば、必ず会場受験にしましょう。
⑦模試を受けるなら何回受ける?
時間的な余裕があれば6月〜8月の時期に行われる模試を1回、9月〜直前期に行われる模試を1回、の合計2回程度で良いでしょう。
本番と同じ形式で慣れるという勉強は、年度別過去問題集や予想問題集でもたくさんすることができます。
⑧模試の目標点は何点にすべき?
もし受けるのであれば、目標点を事前に設定してから受けましょう。
6月〜8月の時期に行われる模試であれば、まだ試験範囲の全範囲終わっていない受験生も多いかと思いますので、まずは勉強が終わった範囲で、ある程度点数が取れれば良いかと思います。具体的には権利関係8点、法令上の制限4点、税・その他2点、宅建業法16点、免除科目3点です。合計点数は33点で、試験本番でこの点数では合格できる可能性はほぼ無いですが、とりあえず一通り終わった範囲でこの点数が取れば6月〜8月の段階では問題ないでしょう。
9月〜直前期に行われる模試でも、本番より難しく作られていることを考慮すれば、50点中35点以上取れれば本番で合格の可能性は高いでしょう。
⑨模試を受け終わった後にやること
模試は受けて終わり、ではありません。模試を受け終わった後は必ず間違えた問題は復習しましょう。模試の問題は各予備校が本気で当てにきているので学習効果が高い問題が揃っています。解き直してしっかり知識を身につけてください。
⑩オススメの模試
10月実施予定 LECファイナル模試
10月実施予定 TAC全国公開模試
問題の難易度、的中率の高さ、参加者の人数、判定の正確性など総合的に判断し、以上の2つの模試をオススメします。
⑪まとめ
模試は時間的な余裕があれば場慣れ程度に1、2回程度受けましょう。受けなくても全く問題はありません。年度別過去問題集、予想問題集でも代用できるからです。その他大手予備校が言えないことも元大手予備校講師の経験からお伝えました。
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