
宅建試験は年に1回しかありません。だからこそ、試験当日の過ごし方や準備が、本来の実力を発揮できるかどうかを左右することがあります。
「受験票を忘れたらどうすればいい?」
「スマートウォッチは使える?」
「何時くらいに会場へ着けばいい?」
「試験直前は何を確認すればいい?」
このような疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、宅建試験当日にやるべきことを時系列に沿って解説します。前日までの準備から、試験当日の朝、会場へ着いてからの過ごし方、試験中の注意点まで詳しく紹介しますので、本番前の最終確認としてぜひご活用ください。
<目次>
- 試験前日までにやるべきこと
前日は体調を整えることも大切 - 試験当日の持ち物
- 試験当日の朝にやるべきこと
朝食は食べ慣れたものを選ぶ - 会場へ着いたら最初にやること
会場には余裕を持って到着する
トイレは早めに済ませる - 試験開始までの過ごし方
直前は法改正と統計を最優先で確認する - 試験中に気を付けること
分からない問題で止まりすぎない
マークミスは最後まで確認する
問題用紙へ自分の解答も記録しておく
試験監督員の指示に従う - 試験終了後にやること
解答速報は当日の「速報」と考える
2〜3日後にもう一度自己採点する - よくある質問
受験票を忘れた場合はどうなりますか?
BまたはHB以外の鉛筆は使えますか?
Apple Watchやスマートウォッチは使えますか?
スマートフォンを時計代わりに使えますか?
電波時計は使えますか?
試験会場には何分前に着けばいいですか?
問題を早く解き終えたら途中退出できますか? - まとめ
- 試験本番が近づき、不安を感じている方へ


①試験前日までにやるべきこと
試験当日に慌てないためには、準備のほとんどを前日までに終わらせておくことが大切です。当日の朝は忘れ物がないか確認する程度にし、落ち着いて家を出られる状態を作りましょう。
前日までに確認しておきたいことは、次のとおりです。
・受験票を鞄へ入れたか
・試験会場と受験番号を確認したか
・会場までの行き方を確認したか
・筆記用具を準備したか
・使用できる腕時計を準備したか
・試験当日に着る服を決めたか
・直前に確認する教材を準備したか
特に受験票は、試験当日の朝になって探し始める人も少なくありません。前日のうちに試験当日に使う鞄へ入れておけば、それだけで忘れ物を防げます。
また、大学などが試験会場の場合は、敷地へ入ってから試験室まで歩く時間が想像以上にかかることがあります。「駅へ何時に着くか」ではなく、「自分の席へ何時に座れるか」を基準に当日の予定を立てましょう。
前日は体調を整えることも大切
試験前日は不安になり、遅くまで勉強したくなるかもしれません。しかし、本番で実力を発揮するためには体調管理も重要です。
最後に確認する内容は、
・法改正
・統計
・何度も間違えた問題
・数字や期間
・自分でまとめたメモ
などに絞り、早めに休むことをおすすめします。
➁試験当日の持ち物


宅建試験当日に最低限準備しておきたいものは次のとおりです。
・受験票
・BまたはHBの鉛筆またはシャープペンシル
・プラスチック製消しゴム
・使用できる腕時計
・必要に応じて上着
・直前に確認する教材
筆記用具や消しゴムは、試験中に壊れたり落としたりする可能性もあります。予備も用意しておくと安心です。また、会場によっては冷暖房が効いていない場合や、換気のため窓やドアを開ける場合もあります。室温へ対応できるよう、薄手の上着を一枚持っておくと安心です。
③試験当日の朝にやるべきこと
試験当日の朝は、普段どおり過ごすことを意識しましょう。
起床したら、
・持ち物の最終確認
・交通情報の確認
・朝食
を済ませ、時間に余裕を持って出発します。
朝食は食べ慣れたものを選ぶ
空腹では集中力が続きません。一方で、食べ過ぎると眠くなることがあります。普段から食べ慣れているものを適量食べる程度で十分です。試験当日に初めてエナジードリンクやサプリメントを試す必要もありません。
④会場へ着いたら最初にやること
会場へ着いたら、まずは試験を受ける環境を確認しましょう。
おすすめの順番は次のとおりです。
・試験室を確認する
・自分の座席を確認する
・トイレの場所を確認する
・トイレを済ませる
・机の上を確認する
・スマートフォンなどのアラームを解除し、電源を切る準備をする
ここまで終わってから教材を確認すれば十分です。
会場には余裕を持って到着する
早めに到着する目的は、勉強時間を増やすためではありません。試験室や座席、トイレの場所を確認し、一度落ち着く時間を作るためです。慌てた状態で試験が始まると、それだけで余計な緊張につながります。目安としては、入室刻限の30分程度前までに会場周辺へ到着しておくと安心です。もちろん、会場や交通事情によって異なりますので、自分の受験会場に合わせて余裕を持った予定を立てましょう。
トイレは早めに済ませる
公式試験案内でも、トイレは受験者入室刻限までに済ませるよう案内されています。試験開始直前は混雑することも少なくありません。会場へ着いたら早めに済ませておくことで、落ち着いた状態で試験開始を迎えられます。
⑤試験開始までの過ごし方
すべての準備が終わったら、最後に教材を確認します。この時間は、新しい知識を覚える時間ではなく、これまで勉強してきた内容を思い出す時間です。
会場では、分厚い参考書を読んでいる受験生や、友人同士で問題を出し合っている受験生を見かけるかもしれません。しかし、周囲の様子を気にしても得点は変わりません。自分が前日までに決めた内容だけを確認し、落ち着いて試験開始を待ちましょう。
直前は法改正と統計を最優先で確認する
試験会場へ教材を持って行くこと自体はおすすめです。最後に確認するなら、法改正と統計(5問免除がない方のみ)を最優先にしましょう。法改正や統計は、直前に確認した内容がそのまま得点につながりやすい分野です。権利関係など理解が必要な分野よりも短時間で確認しやすく、本番直前の見直しにも向いています。
当サイトでは、その年の宅建試験で押さえておきたい法改正を【宅建】世界一早い令和8年(2026年)の重要法改正(改正点)一覧で解説しています。試験直前の確認にも使えるので、一度目を通しておきましょう。
また、5問免除がない方は、【宅建試験対策】令和8年(2026年)統計問題(問48)重要統計一覧も確認しておいてください。問48対策として覚えておきたい統計を掲載しています。
それ以外にも、毎回間違えやすい数字や期間、自分でまとめたメモなどがあれば、一緒に確認しておくと安心です。
⑥試験中に気を付けること
試験が始まったら、新しいことを考える必要はありません。模試や過去問で練習してきた解き方を最後まで続けることが大切です。
試験中は、次の5つを意識しましょう。
・マークミスを防ぐこと
・時間を使いすぎる問題を作らないこと
・問題用紙へ自分の解答を記録すること
・試験監督員の指示に従うこと
・最後に見直しの時間を確保すること
分からない問題で止まりすぎない
宅建試験は、50問すべてを完璧に解く試験ではありません。難しい問題を1問解くために何分も使ってしまうと、本来正解できた問題まで時間が足りなくなることがあります。迷う問題があれば一度飛ばし、最後に時間が余ったら戻って考えましょう。得点できる問題を確実に積み重ねることが、合格への近道です。
マークミスは最後まで確認する
宅建試験では、知識があってもマークミスで点数を落としてしまうことがあります。見直しでは問題を解き直すよりも、「問題番号とマーク番号がずれていないか」「解答を変更した問題を正しく塗り直しているか」を優先して確認しましょう。わずか1問のマークミスが合否を左右することも珍しくありません。
問題用紙へ自分の解答も記録しておく
宅建試験では、問題用紙を持ち帰ることができます。試験終了後に自己採点するため、マークシートだけでなく、問題用紙にも自分が選んだ番号を記録しておきましょう。試験終了間際になって慌てて書き写そうとすると、時間が足りなくなることがあります。問題を解きながら、その都度問題用紙にも記録していくと安心です。また、途中で解答を変更した場合は、問題用紙に記録した番号も忘れずに修正してください。
試験監督員の指示に従う
問題用紙が配られても、開始の合図があるまでは開いてはいけません。終了の合図があったら、すぐに筆記用具を置きましょう。スマートフォンや携帯電話、スマートウォッチなどの通信機器は、アラームを解除し、電源を切ったうえで配付された封筒へ入れ、指定された場所へ収納します。試験室内での飲食は原則として禁止されています。体調が悪くなった場合などは、自分で判断せず、試験監督員へ申し出てください。
⑦試験終了後にやること
試験が終わったら、まずは自己採点の準備をしましょう。
解答速報は当日の「速報」と考える
宅建試験終了後は、各資格スクールや予備校が解答速報を公開します。例年、試験終了直後から1問ずつ順番に解答が公開され、夕方から夜にかけて全50問の解答がおおむね出そろいます。
ただし、試験当日の解答速報は、あくまでも速報です。難しい問題では予備校ごとに解答が割れることもあり、当日の夜でも1〜2問程度は見解が一致しないケースがあります。自己採点をする場合は、一社だけではなく複数の予備校の解答を確認しましょう。
2026年度宅建試験 解答速報はこちら
※試験当日随時更新予定
宅地建物取引士(宅建士)試験 2026年度(令和8年度)解答速報 合格予想点
2〜3日後にもう一度自己採点する
例年、試験から2〜3日ほど経つと、各予備校の解答や合格予想点はほぼ出そろいます。試験当日に自己採点した方も、このタイミングでもう一度採点し直すことをおすすめします。試験当日に割れていた問題の見解がそろっていたり、解答が修正されていたりすることがあるためです。
また、この頃には各予備校の合格予想点も精度が高くなっています。自己採点の結果と各予備校の合格予想点を見比べ、現在の立ち位置を確認しましょう。
合格予想点は参考程度に考える
合格予想点は、各予備校が過去のデータや受験生の自己採点結果などをもとに算出した予想です。正式な合格点ではありません。とはいえ、例年、大きく外れることは多くありません。自己採点の結果が各予備校の合格予想点より3点以上高ければ、例年の傾向では合格の可能性はかなり高いと考えられます。一方、ボーダー付近だった場合は、一喜一憂せず正式な合格発表を待ちましょう。
⑧よくある質問
受験票を忘れた場合はどうなりますか?
受験票を忘れても、すぐに受験できなくなるわけではありません。まずは会場の相談係へ申し出てください。本人確認を受けたうえで、受験票の再発行手続きが行われます。
BまたはHB以外の鉛筆は使えますか?
使用できません。解答には、BまたはHBの黒鉛筆またはシャープペンシルを使用します。
Apple Watchやスマートウォッチは使えますか?
使用できません。試験開始前までにアラームを解除し、電源を切ったうえで、配付された封筒へ入れて指定された場所へ収納します。
スマートフォンを時計代わりに使えますか?
使えません。スマートフォンは時計としても使用できません。
電波時計は使えますか?
通常の電波時計は使用できます。ただし、通信機能や計算機能などを備えた時計は使用できません。
試験会場には何分前に着けばいいですか?
公式に指定された到着時刻はありませんが、入室刻限の30分程度前までには会場周辺へ到着しておくと安心です。
問題を早く解き終えたら途中退出できますか?
できません。説明開始後および試験時間中の途中退出は禁止されています。時間が余った場合は、マークミスや問題番号のズレがないかを最後まで確認しましょう。
⑨まとめ
宅建試験当日は、新しい知識を覚える日ではありません。これまで積み重ねてきた勉強の成果を、落ち着いて答案へ反映させる日です。
最後に、試験当日までに確認しておきたいポイントを振り返ります。
・受験票や筆記用具、腕時計などの持ち物を前日までに準備する
・会場へは時間に余裕を持って到着する
・試験開始直前は法改正と統計(5問免除がない方のみ)を中心に確認する
・問題用紙にも自分の解答を記録し、試験後に自己採点できるようにする
・試験当日の解答速報は速報として確認し、2〜3日後に改めて自己採点する
本番では周囲の受験生を気にする必要はありません。自分がこれまで積み重ねてきた勉強を信じ、最後まで落ち着いて解き切りましょう。
⑩試験本番が近づき、不安を感じている方へ
試験当日の持ち物やルールは、事前に確認しておけば防げるものばかりです。
一方で、
・模試では点数が伸びない
・何を優先して勉強すればいいか分からない
・直前期の勉強方法に自信がない
・今のままで合格できるか不安
という悩みは、一人で判断するのが難しいこともあります。
宅建オンライン家庭教師では、現在の点数や使用教材、苦手分野などを確認したうえで、試験日までに何を優先すべきかをアドバイスしています。「今の勉強方法で本当に大丈夫なのか確認したい」という方は、お気軽にご相談ください。
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